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Anjo city Museum of History.

 桜井古墳群を構成する古墳の１つで、願力寺の境内裏にあります。碧海台地の北端に位置する古墳で、墳形は前方後円墳とされますが、後円部は削られており、前方後方墳とする説もあります。前方部を北に向けており、全長42ｍ、前方部高さ3ｍ、後円部高さ5ｍを測ります。昭和25年に三井博氏が地元の青年たちと後円部の中央を発掘調査を実施しましたが、石室にはあたらなかったため、主体部は粘土郭ないしは木棺直葬の可能性が高いと考えられます。この時に出土した鉄剣･紡錘車から、築造時期は二子古墳に次ぐ前期末頃の築造と考えられています。出土遺物は博物館の常設展示室において展示中です。